2013年8月時点の取材情報です。

 〜北欧スウェーデン・ストックホルムのデザインと遊び心事情〜
デザインに遊び心を加えるのもスウェーデン流。遊び心にお金を使えるというのは豊かさの証である。

ホテルの中庭にはまったく実用性のないペンギンの置物が3体有った。長旅で疲れた気持ちを少し和らげてくれた。


エスカレーターにはJAZZとかRockとかPOPという文字が。


Rockのエレベーターに乗ると天井にエレキギターがありRock系の音楽がガンガンに流れている。朝からは乗りたくない。



Jazzのエレベーターにはミラーボールが天井についている。ギンギンに輝き乗客のテンションを一気に上げる。これも朝からは乗りたくない。


POPの文字が書いてあるエレベーターは壁にABBAのメンバーの写真が全面貼ってあり、ABBAの音楽が流れていた。天井からマイクが垂れ下がっているところを見ると「ABBAになりきって歌え!」ということなのだろう。もう40歳にもなる私がマイクを握りしめて「You can dance!! You can dance!!」と歌えば正解だったのであろうか。その正解アクションを取ることはついにできなかった。
朝は階段を使用する人が多かったように思う。私も寝起きはエレベーターを避けた。



食堂には古めかしい感じの本を並べたディスプレイやワインを無造作にしかも大量に並べた棚などとてもセンスを感じるディスプレイが多くこれは気持ちが良かった。こんな遊び心満載のオフィスが日本にもあると良いと思った。


スウェーデン人は大型クレーンもキリンにしてしまう。建設現場に遊び心のコストをかけるとはさすがである。しかし、キリンは胴を回転させて振り返ることは決してない。首だけを回転させて振り返るはずだ。指摘しておきたい。



World Trade Centerの巨大なエスカレーターの脇を流れる滝のオブジェに、なにやら白とオレンジのプラスティック製の馬?の置物がぽつんと倒れこんでいた。これも遊び心なのか?はたまた誰かが落として放置されているだけなのか?誰もが目に付くこの横たわったオレンジ馬。放置されているということは遊び心に間違いない。しかし分かりにくい。



これは落書きでしょう!と思うのですが如何でしょうか。こんな遊び心ある?
ちなみにスウェーデンでは壁にもよく落書きをされているので落書きパターンはゼロではない。


しかしオブジェの裏手を見てみると綺麗な感じにまとまっている。落書きか、はたまはセンスの良い遊び心か。デザイナーにはもう少しはっきりとした意思表示を求めたいものだ。




EC-JOY!Press取材班
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