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十五夜
■ 十五夜とは?
■ 十五夜の由来
十五夜の風習
■ 芋の名月
■ お供え物を食べても良い日
■ 十五夜の綱引き
十五夜の楽しみ方
■ 月見団子
■ ススキ
■ 月うさぎ伝説
十五夜
 ■ 十五夜とは?
旧暦の8月15日を十五夜、中秋の名月といいます。
中秋の名月とは"秋の真ん中に出る満月"の意味で、旧暦では1月〜3月を春、4月〜6月を夏、7月〜9月を秋、10月〜12月を冬としていたことから、8月は秋のちょうど真中であり、8月15日の夜に出る満月ということで、そう呼ばれるようになりました。
現在用いられている新暦では1ヵ月程度のズレが生じるため、9月7日から10月8日の間に訪れる満月の日を十五夜・中秋の名月と呼んでいます。
十五夜 十五夜
 ■ 十五夜の由来
明治5年まで使用していた昔の暦(旧暦)では、月の満ち欠けのひとめぐり約三十日を1か月としていました。
もう少し細かく言うと約二十九日半(約29.5306日)です。
旧暦の一日(朔日)は、月が完全に欠けて見えない新月です。
この日から月が立つ→月立ち→「ついたち」です。
月は明け方に東の空から上り、真昼に真南の空、夕方に西の空に沈みます。
昼間の太陽と同じ方向にあるので空の明るさに紛れて見えません。
旧暦の七日頃は月の左半分が欠けた上弦の月。
真昼に東の空から上り、夕方には真南の空、深夜に西の空に沈みます。
旧暦の十五日の夜を十五夜と言い、毎月この夜の月はほぼ満月です。夕方に東の空から上り、深夜に真南の空、明け方に西の空に沈みます。
ちなみに、十四日の夜あるいは十六日の夜十六夜が満月のときもあります。いずれにしても、夜を明るく照らす満月を人々は特別な月として愛でました。
満月を鑑賞する風習は古代中国に始まり、日本には平安時代に伝わったとされています。
初めは宮中の貴族の習慣だったもの、後の時代に武家社会や一般町民にまで広まったものです。
宮中 武家社会
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十五夜の風習
 ■ 芋の名月
十五夜は、中秋の名月を鑑賞する他、これから始まる収穫期を前にして、収穫を感謝する初穂祭としての意味あいがありました。
9月頃に収穫される芋類をお供えすることから芋の名月とも呼ばれています。
現在では、満月のように丸い月見団子と魔除けの力があるとされたススキを伴えるのが一般的な十五夜スタイルです。
芋 魔よけ
 ■ お供え物を食べても良い日
地方によっては、昔ながらの十五夜の行事が残っています。
有名なのは、長崎県五島の一部では「まんだかな」(お供えが済むとすぐ子どもがそれを取って行ってしまう)という風習や、秋田県仙北郡では「片足御免」(他人の敷地に片足を踏み込んで取るぐらいなら公認)という風習があります。
これは、この日だけは「お月様が持って行って下さった」と言うことでめでたいからだそうです。
やはり十五夜の主役はお月様なんですね。
お供え 長崎 秋田県

■ 十五夜の綱引き
鹿児島など南九州では、旧暦八月十五夜には、綱引きをします。
これは農耕祈願・年占行事のひとつです。
相撲を取るのも同類です。相撲はもともと神に奉納する神事です。
各地の綱引き行事は、「材料集め」→「綱作り」→「綱引き」+「綱の再利用(相撲)と綱流し」から構成されます。
綱引き 相撲
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十五夜の楽しみ方
 ■ 月見団子
穀物の収穫に感謝し、米を粉にして丸めて作ったのが月見団子のはじまりです。
月に見たてて丸い団子ですが、地域に根ざした様々な月見団子もあります。
団子 月見
 ■ ススキ
ススキを飾るのは、ススキが稲穂に似ているためで、稲穂そのものを飾る場合もあります。
また、ススキの鋭い切り口が魔除けになるとされ、お月見のあと軒先に吊るしておく風習もみられます。
稲穂
 ■ 月うさぎ伝説
その昔、天竺にサル、キツネ、ウサギの3匹がいました。
彼らは自分たちが獣なのは前世で悪いことをした為と常々思っていました。
それを見て、哀れに思った御釈迦様は、自らお腹を空かせた老人の姿となり3匹の前に現れ、彼らがどのように善行を行うのか試してみようとしました。
木に登れるサルは木から沢山の木の実を取り老人に差しだし、キツネは鳥や魚を獲って老人に捧げました。
しかし、ウサギはサルのように木の実を獲ることも、キツネのように鳥や魚を獲ることもできず、ただウロウロするばかり・・。
何もしてあげれないと思ったウサギは老人の前で火を焚き、「何もできない私ですが、どうかこの身を食べて空腹を満たしてください」と自ら火の中に飛び込んで死んで行きました。
ウサギを哀れに思った御釈迦様は老人から釈迦の姿に戻り、ウサギの亡骸を抱いて天に昇り、月の宮居にその亡骸を祀り、月を見るたびにそのうさぎを思い出しました。

少し悲しいお話ですね。。
世界にも月にまつわる民話や伝説があり、月の模様も多様なイメージで見られています。
世界の各地でさまざまな見立てやいわれが伝わっています。
世界各国のこうした月の模様を想像しながら、十五夜の夜にお月見を楽しんでみるのもおすすめです。
月 うさぎ 月 うさぎ
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