チョコレート |
■ 渡す相手によって変わるチョコレートの呼び方 |
みなさんはバレンタインデーにどのような方へチョコレートを渡しますか?大切な旦那様・彼氏であったり、日ごろお世話になっている会社の方、普段はなかなか感謝の気持ちを伝えられないお父さん・・渡す相手も様々ですね。現在は大切な男性だけではなくお友達と交換したり自分のご褒美のチョコレートを用意したりと様々なチョコレートがございます。
・本命チョコ:本命の男性に女性から渡すチョコレート
・義理チョコ:恋愛感情のない男性に女性から渡すチョコレート(会社や学校で配るのをよく見かけますね)
・友チョコ:女性が女性に渡すチョコレート(女友達どうして交換するチョコレート)
・自分チョコ:自分へのご褒美に買うチョコレート(ご褒美として高級なチョコレートを買う方が多いんだとか・・)
・逆チョコ:男性が女性に贈るチョコレート
代表的な名前をいくつかあげてみましたが、今ではこれ以上の呼び名のチョコレートがあるんだとか・・1年の中でチョコレートがもらえるとっても嬉しいイベントですね! |
■ チョコレートの歴史 |
バレンタインデー以外にも、普段から食べているチョコレート。現代、チョコレートは当たり前のように身の回りにありますね。チョコレートはいつ誕生したのかチョコレートの歴史をご紹介します。
チョコレートの歴史をさかのぼると、紀元前2000年頃から見受けられるようです。
当時、古代メキシコではチョコレートの原料になるカカオ豆は「テオブローマ」とよばれ大変貴重なものでした。「テオブローマ」とは神の食べ物という意味です。食べ始めた頃は、チョコレートの原料になるカカオ豆を覆っている周りの果肉や繊維の部分を食べていたようです。それではなぜカカオ豆からチョコレートができたのでしょうか。それは偶然起きた山火事がきっかけだったようです。山火事が起こった時に、カカオ豆からいい香りがして、味もおいしいと知るようになったようです。その後、カカオ豆を焼き、すりつぶして食べるようになりました。16世紀の初め、メキシコのアステカの皇帝モンテスマがチョコレートを飲み始めたといわれています。アステカ文明は高知で栄えた文明です。豊富な鉱物と植物、そして宗教や経済、自然科学といったあらゆる分野で発展を遂げた文明です。
現在のチョコレートはお菓子として定番です。しかし当時はお菓子というより、薬として扱われていました。どのような薬かといいますと、カカオ豆をドロドロになるまですりつぶし、とうもろこしの粉やバニラ、トウガラシなどのスパイスを加えたもので「エクソコアルト」と呼ばれていました。このエクソコアルトは相当にがかったようですが、不老不長寿の薬とされ、アステカの皇帝モンテマスは黄金のカップで1日に50杯ほども飲んでいたと言われています。当時カカオ豆はとても高価なものでした。カカオ豆はアステカ族の通貨としてもつかわれ、カカオ豆4粒でかぼちゃ1個、10粒でウサギ一羽、100粒で奴隷が1人変えた値段に相当するほどだったそうです。 |
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■ チョコレートの成分と効果 |
皆様はチョコレートの成分や私たちの体に与えてくれる効果について考えたことはございますか?チョコレートはお菓子、食べすぎると体に良くない!そう思っている方もいると思います。チョコレートは、高糖質、高脂肪、高蛋白、高ヴィタミン、高ミネラルな食品です。植物性脂肪なので、過剰摂取しない限り高脂血症を促す事はなく、寧ろ抗脂血的に働きます。
チョコレートの成分として下記があげられます。
〈ポリフェノール〉
チョコレートの原材料であるカカオにはポリフェノールがたっぷりと含まれています。ポリフェノールの効果を期待するなら、カカオの配合率が高いチョコレートを選んでください。ポリフェノールは植物に含まれている渋味や苦味、色素の成分のことで、老化の原因ともなる活性酸素を除去する抗酸化作用があることで知られています。カカオのポリフェノールは特にコレステロールの酸化を防いで動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果的と言われています。最近の研究ではがんの予防効果やストレスへの抵抗力を高める効果も報告されています。疲れた後や、ストレスがたまってイライラしているとき、チョコレートを食べて気持ちを落ち着かせるのもいいかもしれませんね。
〈ブドウ糖〉
脳にとって最も効率の良い栄養であり、脳の神経伝達物質アセチルコリン生成の手助けもします。気分を落ち着け安定させるセロトニン分泌作用も促します。
〈テオブロミン〉
大脳を刺激して集中力や記憶力、思考力を高め、気力をUPさせます。自律神経を調節する作用もあるので、リラックス効果も期待できます。カフェインと同様の覚醒効果がありますが、カフェインよりも緩やかに作用します。
〈GABA(ギャバ)〉
キャバは、正式名称をγ(ガンマ)-アミノ酪酸といい、動植物の体内に広く存在し、チョコレートの原料カカオにも含まれています。人間の脳内に存在する神経伝達物質で、リラックスに役立つといわれているアミノ酸の一種です。
〈オレイン酸〉
オレイン酸は、代表的な不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸の中では最も酸化されにくく、そのため、活性酸素と結びついて出来る過酸化脂質の抑制をします。活性酸素が引き金になる、動脈硬化・高血圧・心疾患などの生活習慣病を予防・改善するとして、注目されています。
〈ビタミン・ミネラル類〉
チョコレートにはビタミンEやナイアシンなどのビタミン類や、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、リンなどのミネラルも含まれていて、特にカルシウムとマグネシウムのバランスが良いのが注目されています(カルシウム/マグネシウム比が崩れると心臓病や高血圧のリスクが高まることが報告されています)。
〈食物繊維〉
板チョコ1枚には約2gもの食物繊維が含まれています。食物繊維は便通を改善し肌荒れを防いで、肥満防止や大腸ガン予防にも効果的です。
チョコレートには様々な体にいい成分が含まれているのがわかります。しかし、カロリーの取りすぎに十分注意しなければメタボリックシンドロームになる可能性もありますので十分注意してください。 |
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■ チョコレートの種類 |
チョコレートと一言でいっても、様々な種類のチョコレートがあります。
・板チョコレート
チョコレートを板状にしたもの
・シェルチョコレート
チョコレートを型に流し込み、シェル(殻)をつくり中にジャムやクリーム、ナッツ類やフルーツ類を入れ、チョコレートで蓋をしたもの
・エンローバーチョコレート
ビスケットやウエハースなどの一部、または全体を覆うチョコレート
・ホローチョコレート
中が空洞で、イースターの卵の形をしているチョコレート
・パンクワークチョコレート
回転している釜の中で、芯になるナッツ類やキャンディーにチョコレート生地をかけて作った粒状のチョコレート
・チョコレートスナック
スナックやビスケットなどにチョコレートを入れたりかけたり、組み合わせたりチョコレート
・ボンボン
一口サイズのチョコレートの総称。代表的なものはトリュフ
・ロシェ
アーモンドなどで岩のゴツゴツ感を出したボンボン・ショコラ
・プラリネ
砂糖を熱してカラメル状にし、ローストしたアーモンドやヘーゼルナッツを混ぜ合わせてすりつぶしペースト状にしたものを、溶かしたチョコレートに混ぜたもの
・ガトーショコラ
フランス語でチョコレートのお菓子という意味。
・ケーク オ ショコラ
英国生まれのチョコレートのパウンドケーキ
・フィレナワール
チョコレートを練りこんだスポンジケーキと、蒸留酒に漬け込んだチェリーを泡立てた生クリームに混ぜたものを交互に重ねたケーキ
・トリュフ
フランス料理の高級食材トリュフ(きのこの一種)に似せて作ったチョコレート
・ガナッシュ
溶かしたチョコレートにたっぷりの生クリームを加えたり、また温かい生クリームにチョコレートを溶かし込んで作る口どけのいいチョコレート
・オランジェット
細切りにしたオレンジピールを砂糖漬けにし、チョコレートでコーディングしたもの
・ドラジェ
アーモンドをチョコレートと砂糖でコーディングしたフランスのお菓子
・エクレア
細長く焼いたシューの生地にチョコレート風味のクリームをたっぷり入れ、表面にチョコレートフォンダントをぬったものです。
・ザッハトルテ
アンズジャムを塗り重ね、チョコレートをかぶせてあるスポンジケーキ
・チョコレートマカロン
粉末アーモンド、砂糖、卵白にココアを混ぜた生地の中に、ガナッシュチョコレートが詰まった、口当たりの軽いフランス菓子
・チョコレートタルト
タルト生地のなかに、ガナッシュチョコレートをつめたもの
・チョコレートコポー
スイートチョコレート、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレートなどをスライスしたもので、鰹節を削ったような形状をしたもの
・チョコレートスプレー
洋菓子やアイスクリームなどのトッピングで使われる細長いチョコレート
などなど、たくさんの種類のチョコレートがあります。名前を聞くだけでわかるものから、世界各国では有名なチョコレートまで種類豊富ですね。 |
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