アメリカの大学では、入学式はありません。その代わりに卒業式は大々的に行われます。
卒業式のことを一般的にはCOMMENCEMENTといいます。
始まり、すなわち人生の出発を意味します。
卒業式は年に一度、5月下旬頃行われます。日本の卒業式は、どちらかというと湿っぽい感じですが、アメリカのそれは明るく、まさに門出そのものです。
アメリカの大学では、入学が年に何回か学期ごとにあるのと同じく、卒業も年に何回かあるわけですが「卒業式」は一回だけです。
夏学期の終わり、すなわち、その年の8月に卒業に必要な単位を取り終わる学生は、教授会の承認を得て5月の卒業式に出席する事が出来ます。
また反対に、前年の秋学期、すなわち12月に単位を取り終わった学生は、5月まで待って卒業式に出ることになります。