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二百十日・二百二十日
■ 二百十日・二百二十日とは?
■ 二百十日の採用に関する故事
風鎮めの祭り
■ 風鎮祭
■ 富山県富山市の「おわら風の盆」
台風
■ 台風の厄日
二百十日・二百二十日
 ■ 二百十日・二百二十日とは?
二百十日・二百二十日とは暦の雑節のひとつで八朔(旧暦8月1日)とともに農家の三大厄日とされています。
9月1日頃が立春から数えて210日目、9月10日頃が220日目にあたります。
台風は二百十日から9月下旬にかけて襲来することが多く、
二百十日よりも二百二十日の方を警戒する必要があります。
二百十日 二百十日
 ■ 二百十日の採用に関する故事
二百十日を官暦に雑節として取り入れたのは、幕府天文方の渋川春海です。
渋川が二百十日を雑節に採用するにあたっては、次のような故事が伝えられています。
釣りが好きだった渋川が、ある日海釣りをしようと船を借りて沖に出るように船頭にたのんだところ、その船頭が、「二百十日には必ず海が荒れる」といって渋川の頼みを拒んだそうです。
その日は晴れていたので船頭の言をいぶかった渋川でしたが、様子をうかがっていると次第に南方から雲が広がり始め、船頭の言ったとおり嵐となってしまいました。
このことがあって、船を操るものたちにとっては嵐がやってくる日としてこの二百十日という日がよい目安になるという有用性を知った渋川が、自分が中心となって編集を進めていた貞享暦にこの「二百十日」を雑節として追加することにしたのだそうです。
官暦への採用は確かに貞享暦からなので、実際に渋川が二百十日の嵐を体験して雑節に加えたと言う話が全くの作り話とは言えませんが、貞享暦への採用以前から伊勢暦にはこの「二百十日」が記載されていたことが知られていますので実際はこうした地方暦に記載された雑節のうちで有用と思われるものを官暦に採用したみたいです。
暦 暦
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風鎮めの祭り
 ■ 風鎮祭
奈良県大和神社で二百十日前3日に行われている風を鎮めるお祭りです。
奈良県 神社
 ■ 富山県富山市の「おわら風の盆」
昔から収穫前の稲が風の被害に遭わないよう、豊作祈願が行われてきました。
その祭りを「風の盆」というようです。
また、富山の地元では休みのことを「ボン(盆日)」という習わしがあったと言われます。
おわら風の盆 おわら風の盆
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台風
 ■ 台風の厄日
9月は立春の日から数えて210日目の二百十日、220日目の二百二十日が台風の厄日といわれていますが、大型台風が来襲しやすい特異日は9月17日頃と26日頃です。
二百十日と二百二十日が厄日といわれていたのはこの頃が稲の出穂期に当たり、強風が吹くと減収となる恐れがあるために注意を喚起する意味で言われ始めたらしいです。
台風 台風
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