日本国外の似ている祝日 |
■ 感謝祭(アメリカ) |
感謝祭(Thanksgiving)は、勤労感謝の日とほぼ同時期である11月第4木曜日に米国で祝う感謝祭でありますが、時期や趣旨が似ているのは偶然みたいです。戦前日本の新嘗祭とも特段の関係はありません。生産を祝う点では感謝祭と似ていますが、勤労への感謝についてはアメリカ合衆国でのレイバー・デー(Labor
Day)(9月第一月曜日)と似ています。
またレイバー・デーは日本のメーデーと趣旨が似ています。
勤労感謝の日が制定された1948年に日本はまだ米軍の占領下にありましたが占領軍は国家神道と結びついた新嘗祭を危険視しました。
当時力をもっていた占領軍の左派勢力は、米国の Labor Day と Thanksgiving Day を併せた Labor Thanksgiving
Day という祝日を考案し、これを和訳したのが「勤労感謝の日」です。
したがってこの戦後の祝日は、戦前日本と米国の祝日の要素を密かに併せもつ一種異様な祝日であると言えます。
「感謝祭」はイギリスからアメリカに渡ったピルグリム達の初めての収穫を記念する祝日で感謝祭のそもそもの起源は1621年、イギリスからアメリカに移住したピルグリムたちがアメリカでの初めての収穫を神に感謝し、冬を越す知恵を授けてくれたネイティブアメリカンを招待して祝宴を催したことに由来しています。 |
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■ 感謝祭当日は何をしているの? |
現在の感謝祭は、家族や友人が寄り集まっておなかいっぱいごちそうを食べたり、テレビでアメリカンフットボールを観戦したり、ショッピングを楽しんだりします。
感謝祭の食べ物と言えばロースト・ターキーです。2007年にアメリカで生産された七面鳥は約2億7千羽。
単純計算すると、アメリカ人は一年間に1人1羽の七面鳥を食べる計算になります。 |
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