石清水祭 |
■ 石清水祭とは? |
毎年9月15日に行われる京都府八幡市の石清水八幡宮の例祭のことです。
現在も 平安時代の 装束で 一つの文化財としても見ることができます。
葵祭・春日祭とともに日本三大勅祭の一つとされています。 |
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■ 石清水祭の始まり |
石清水祭は、貞観5年(863)旧暦8月15日に八幡大神が男山の裾を流れる放生川のほとりに魚鳥を放ち「生きとし生けるもの」の平安と幸福を願ったのが始まりです。
勅祭として斎行されたのは天暦2年(948)のことで国家の安寧と国民の幸福が祈願されました。 |
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■ 勅祭とは? |
天皇陛下のお使いである勅使が直々に天皇からの供物を供えに参向される祭典のことです。
全国8万社在る神社の中で、勅祭が行なわれる神社は16社です。 |
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■ 18時間行われる祭り |
祭典は、9月15日深夜2時、山上の本殿において鳳輦三基に石清水八幡宮の祭神である応神天皇、神宮皇后、ヒメ大神の鳳輦、同3時過ぎに本殿を出発、500余人もの神人(じにん)と呼ばれるお供の列を従え、松明と提灯の明かりを頼りに山を下ります。
午前3時40分頃に山麓の絹屋殿に着御された後、勅使以下の奉迎を受け、前陣を整え4時15分、頓宮に入御、5時30分頃から奉幣祭が催行され 8時頃には、放生川の安居橋下流側で魚鳥を放つ放生行事が行われたあと安居橋の上で胡蝶の舞が奉納されます。
これら一連の奉納行事を終えた後、同日18時時30分頃、鳳輦は再び山上へと還幸し、20時頃山頂の本殿に着き環御され石清水祭は幕を閉じます。
まるで平安絵巻を見ているかのような行列は動く古典とも称されています。
ワイワイと騒ぐお祭りではなく、格式の高い厳かなお祭りです。 |
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