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お中元・お歳暮の基礎知識 |
■ お中元とは |
中元とは、三元【上元(じょうげん)=陰暦正月15日、中元(中元)=陰暦7月15日、下元(かげん)=陰暦10月15日】のうちのひとつであり、三元とは道教における節日(せちにち)です。
この道教の中元の儀式が中国から日本に伝わり、仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)と一体化して仏を供養する儀式となりました。
現代ではこの中元の期間に、お世話になった人や上司、または取引先などにお礼の品や挨拶の品を送るならわしがお中元として定着しています。
お中元の時期は地域によって多少異なります。
近年では年ごとに早めに手配をする傾向があります。
販売店やデパートなどでは6月中に手配をするとお得になる「早割特典」を打ち出しているお店もありますね。 |
■ お歳暮とは |
歳暮は年の暮れをさす言葉ですが、もともとは先祖や神を祀る際の供物を用意する行為や、
そのための供物を持ち寄る行為だったものが次第に変化し、
江戸時代の頃に商人が得意先に物を贈ったり、分家が本家に挨拶の品を持参したりする習わしに変わってきました。
やがて、年の暮れに、その一年間にお世話になった人に贈り物を持参して回る行為が「歳暮回り」という言葉となり、年の暮れの贈り物の習慣として定着したものとされています。
1年間の締めくくりとして、お中元よりもお歳暮のほう重視する傾向があります。
お歳暮には、次の年への付き合いを引き続きお願いする意味も込められているからです。
お歳暮もお中元と同じく、年ごとに早めに手配をする傾向があり12月の初旬には準備が始められます。
お中元とお歳暮の大きな違いは送る時期の違いのみです。
年に2回、お世話になった人に感謝の気持ちを込めて贈り物をしましょう。 |
■ お中元・お歳暮に使用ののし紙 |
お中元・お歳暮には、お祝いごとに使用される「蝶結び」を使用します。
蝶結びの水引は、蝶の羽のような輪が二つできることから、輪→円→縁の意味に転用されます。
簡単に結び直せることから、幾度も重なってほしいお祝いごとや、重ねてのおつきあいをお願いする贈りものに用いられます。 |
■ お中元の表書き |
基本的に表書きは「御中元」とします。
ただし、贈るタイミングによって変わってくるので注意が必要です。7月15日頃までなら「御中元」、
7月中旬から立秋までなら「暑中御見舞」、
それ以降は「残暑御見舞」として贈ります。
ただし、関西は8月15日までは「御中元」、それ以降は「残暑御見舞」になります。 |
■ お歳暮に表書き |
12月の初旬から20日ぐらいまでを「御歳暮」。
新年の挨拶として実家や上司宅、親戚に贈られるものは「御年賀」。
立春(2月4日頃)までに届くなら同輩や目下の方には「寒中御見舞」と表書きします。
それ以上贈る時期がズレるときや、お返しの場合は「お礼」や「感謝」として贈ります。 |
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