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肩こりは多くの方が感じている不快な症状です。普段デスクワークが多かったり、長時間の運転、重いカバンを持ったり冬場の厚い衣服などなど肩こりの原因になるものは生活の中で様々。肩こりの症状を自覚している方は年々増加していて、低年齢化も進んでいると言われています。 |
〜肩こりの原因〜
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女性は男性の2倍近く慢性的な肩こりを感じているとの報告があります。一般的に女性のほうが男性よりも筋肉量が少なく、また、首が細くなで肩で、頭を支える筋力が不足している体型的な原因に加え、月経痛や冷えなどが原因で体質的な要因があるからです。しかし、現代社会の中で男性の肩こりの自覚症状が多いのも事実です。
生活の中での肩こりの原因について自分自身と当てはめてみましょう。
まずは姿勢によるもの。デスクワークをする機会も多いかと思いますが、長時間のデスクワークで肩こりが強まってしまうケースがあります。座り続けることで特定の筋肉が収縮し続け、姿勢を支える筋肉の働きが低下してしまい頭部や腕を支える頚部の筋肉に負担が生じます。それが1日だけではまだいいですが、毎日仕事があるのが現実。日々繰り返されることによって筋肉の緊張が慢性的になり、肩こりを感じるようになります。同じ姿勢から解放される機会が少ない場合、肩こりを起こす筋肉の血行不良も続いてしまうことになります。
精神的な緊張も原因の一つです一つです。精神的なストレスにより、体を緊張させる神経系の働きが優位になり、首・肩周辺や背中上部の筋肉が硬くなってしまうことがあります。普段慣れていないことが長時間行われることによって慢性的な肩こりの原因になってしまいます。
肩こりは冷えによっても起こる症状です。冬場、寒くて厚着をし、その衣服の重さが原因であったり、寒いと自然に力が入り、毛細血管を収縮させ体温を逃がさないように反応します。夏に冷房のきいた部屋で過ごす時、また、冷たい風が肩周辺に直撃しているといった場合は、自律神経系も乱れてしまい、肩こり悪化に要注意です。
そのほか細かいものを見たりした場合は目から疲れを感じ肩こりが起こる可能性もあります。
生活に欠かせないその行動が肩こりの原因であることが分かったかと思います。しかし仕事をしたり、日々の生活をおくる中で欠かせない作業ですとはぶく訳にもいきません。慢性的な肩こりにならないよう、日々のケアが必要になってきます。 |
〜肩こり解消法〜 |
●入浴で肩こり解消
身体が温まる、ダイエット効果が高いとして女性に人気の半身浴。しかし半身欲は肩こりには逆効果なんです。肩がお湯から出ている状態の半身浴は長時間過ごしてしまうとかえって肩や首を冷やしてしまう可能性があるため不向きです。肩こりは筋肉が緊張して血行が悪くなっていることが原因で起こる症状ですので、しっかりと暖めることが重要です。肩こり解消の入浴方法は、アゴまでお湯につかって10分程度暖めるのがポイントです。
●オフィスでできる簡単体操
1. 右ひじを曲げ、右手を右肩につけます。
2. 右肩から右手が離れないように意識したまま、右ひじでできるだけ大きな円を描きます。すると自然と右肩が回っていますよね。それと同時に肩甲骨も動かすことが出来るため、肩甲骨周囲の筋肉への血行が改善されていきます。
3. 数回ヒジを回したら、左側も行ってみましょう。
肩甲骨を動かすのがポイントですよ。
●アイテム活用で肩こり解消
自分自身で肩をぐりぐり刺激するのはNG!筋肉の組織を傷つけてしまう可能性があります。セルフケアをするのであれば温湿布であたためるのがおすすめ。肩を温めてくれ、血行を良くし、次第に痛みをやわらげてくれることでしょう。また、ループ全体から放射される磁気の力で筋肉組織の血行を改善して緊張をとき、「こり」をほぐす磁気治療器も「肩こり」解消に役立つアイテムです。首に巻くだけで簡単ですし、いつでも身につけていられます。
肩こり解消アイテムは多く販売されています。自分にあうアイテムや方法で、リラックスしながら解消してください。
普段デスクワークをしていて動く機会が全くないという方も多いはず。お手洗いに行くとき肩甲骨を動かすストレッチをしてみたり、身体を冷やさないようにカーディガンを羽織ったりと小さな対策をすることで症状にも違いがでてくるはず。
※症状がひどい場合は一度病院で診断して下さい。ただの肩こりではなく、病気が原因という可能性もあります。自分の身体は自分が1番分かっているはず。なんかおかしいなと思ったら素早い診断をおすすめします。
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